殺人アリ上陸!大阪、東京、兵庫、愛知で確認
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ヒアリ目撃情報相次ぐ
ヒアリの情報は東京都環境局に記載されています。
【国内における確認状況】
・平成29年7月3日、新たに東京都の大井ふ頭で確認された。
・平成29年6月以降、兵庫県、愛知県、大阪府の港でも確認されている。
【生態:生息地など】
・公園や農耕地などやや開けた場所に営巣する。
・食性は雑食性で、節足動物、トカゲなどの小型脊椎動物、甘露、樹液、花蜜、種子など。
・極めて攻撃的で、節足動物のほか爬虫類、小型哺乳類をも集団で攻撃し、捕食することで知られる。
【形態:大きさや特徴】
・体長2~6mm。
・主に赤茶色。
・体色は赤褐色、腹部が暗色。
【原産地】
・原産地は南アメリカ。
【危険な外来生物】大井ふ頭のコンテナ内で、特定外来生物のヒアリが都内で初めて発見されました。住宅地等では確認されていません。被害を防ぐための情報など、詳しくは東京都特設サイト「気をつけて!危険な外来生物」をご覧ください。https://t.co/vHJjMx1VE5 pic.twitter.com/bgOzZqG9ZL
— 東京都環境局【公式】 (@tochokankyo) 2017年7月6日
ヒアリとは ヒアリに刺されると死ぬの?
ヒアリとは?
ヒアリは南米原産の赤褐色のアリで、日本での定着は確認されていなかった。
6月9日に兵庫県尼崎市で見つかったのを皮切りに、神戸港、名古屋港で働きアリが確認されていた。
毎日新聞によると、ヒアリは地面に高さ15~50センチほどの巣(アリ塚)を作り、雑食性で何度も刺す強い攻撃性を備えている。刺されると、有毒物質のアルカロイドの作用で激しい痛みやかゆみ、発熱などを引き起こす。
人によってはアレルギー性のショック症状「アナフィラキシーショック」で呼吸困難や意識不明に陥ることもある。ハチに刺されてアレルギー症状を起こしたことがある人は要注意だ。
ACAAI(アメリカ アレルギー・ぜん息・免疫学会)によると、アナフィラキシーショックは小児の0.4%〜0.8%および成人の3%で起こると推定されている。アメリカ合衆国ではハチやヒアリなどの昆虫によるアナフィラキシーの結果で、毎年では少なくとも90〜100人が死亡しているという。
この死亡者のうちヒアリが、どれくらいの割合を占めるのかは不明。1976年のアメリカの科学雑誌に載ったヒアリについての論文には、「アメリカ合衆国で年間に40人以上が亡くなっていると推定される」と書かれている。