新潟の高校野球部監督「呼吸は弱いけれどある」と判断し女子マネジャー死亡
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新潟の高校野球部監督「呼吸は弱いけれどある」と判断し女子マネジャー死亡
新潟県加茂市の加茂暁星高校で7月、野球部の練習直後に倒れ、意識不明になっていた2年生の女子マネジャー(16)が、5日に入院先の新潟市内の病院で亡くなったことが県警への取材で分かった。死因は低酸素脳症だった。
女子マネージャーは7月21日午後5時半すぎ、高校から約3・5キロ離れた野球場での練習に参加し男子部員と一緒に走って学校に戻った直後、学校の玄関の前で倒れ、駆けつけた監督は「呼吸は弱いけれどある」と判断し、救急車が来るまでの間、AED(自動体外式除細動器)は使用しませんでした。
この日の最高気温は35°で猛暑でした。
女子マネージャーは普段はマイクロバスに乗ってい帰っていましたが、この日はけがをした部員がバスに乗るなどしたため、監督が「マネジャーはマイペースで走って帰るように」と指示していました。
女子生徒は救急搬送され、病院で治療を受けましたが5日午後6時すぎに亡くなりました。
加茂署は業務上過失致死の疑いを視野に、関係者から事情を聴く方針です。
同校は朝日新聞の取材に対し、「生徒のご家族には誠意を持って対応し、このようなことが起こらないように対策を取りたい」とコメントしています。